「来い(おいで)」

しつけの基本編

 

 「来い」または「おいで」で戻ってくる、呼び戻しのしつけは、失踪交通事故を防ぐなど、命を守るために必要なしつけなので、確実に教えておきたいものです。

 

 呼び戻しのしつけは、一度失敗するとなかなか戻せないので、二段階に分けてしつけます。

 

 まずは、普段から、「来い」や「おいで」の命令に従うと良い事が起きる、ということを体験させましょう。

 

 例えば、食事を与えるとき、「ごはんだよ」とは言わずに「おいで」と声をかけましょう。散歩に行くときも、「散歩だよ、おいで」ではなく、「おいで」を先に言います。

 

 こうすることで、犬は「おいで」と呼ばれると、必ずいい事があると学習させます。 

 

 この段階では、一度「おいで」と命令したら、確実に自分の手元に来させるように、犬の喜ぶようなことが起きるとき(散歩食事のとき)に命令しましょう。

 

 このことができるようになったら、今度は具体的なトレーニングに入っていきます。  

 

  トレーニング方法  

 

  始めは、いつも使っているリードを犬につけ「オスワリ」させた後「マテ」を命令し、犬から少し離れます。

 

 離れる距離は、犬の集中力に合わせて、数十センチから数メートル程度から始めます。

 

  次に「来い(おいで)」と声をかけ、犬を引き寄せます。

 

 このとき、声をかけると同時に手を自分の方に招く手サインがあると犬は、覚えやすいものです。短距離で出来るようになったら、徐々に距離を長くしていきます。

 

  犬が戻ってきたら、自分の懐に入り込むように誘導し、首のあたりを何度もなで、たくさんほめます。  

 

 呼び戻しとは、飼い主が犬を確実に捕まえられる距離に来させることです。そのためには首を触れる距離まで戻ってくるレベルまで呼び戻しができるようにしましょう。

 

 また、呼ばれて戻ってきても、叱ったり、いつもリードをつけてしまうなど、犬にとって嫌な経験をさせないようにしましょう。

 

 一度、こういった嫌な経験をしてしまうと、犬は逃げて、飼い主は追いかけるという行為を繰り返すはめになります。  

 

 この追いかけっこが、犬は遊びだと勘違いし、「来い(おいで)」は楽しい遊びだと認識して、ますます戻ってこなくなりますので注意しましょう。

しつけの基本編


    PAGE TOP