雷を怖がるのはなぜ?
雷は人間にとっても怖いものですが、犬はもっと恐怖を感じているようです。なかには、パニックを起こす犬もいるほどです。
そのような犬は、雷が鳴ると恐怖のあまり、呼吸が荒くなってウロウロしたり、異常に飼い主に擦り寄ったり、ときにはおもらしをする犬もいます。
また、パニックのあまり、屋外で飼っている犬だと逃げ出してしまうといった話もよく耳にします。
雷ほどではありませんが、花火の音を怖がる犬もいます。この他にも、掃除機など大きな音がするものは、基本的に犬は嫌がります。
なぜ雷を異常なほど怖がる犬がいるのか、今のところはっきりとしたことは分かっていません。
雷の音が怖い、遺伝的な要因、犬の体に静電気がたまることから、などいろいろな説があります。
対策としては、録音した雷鳴を聞かせて、慣れさせるといいでしょう。小さい音から始めて、少しずつボリュームを大きくしていきます。
屋外犬の場合は、雷が鳴り始めたら家の中に入れてあげるなどの工夫をしましょう。
また、雷のときには飼い主もあわてないようにしましょう。飼い主の不安を感じとって、ますます怖がってしまうこともあります。