聴導犬
聴導犬は、耳が不自由な飼い主のために、ブザーの音、電話の呼び出し音、飼い主を呼ぶ声などを聞き分け、飼い主に必要な情報を伝え、飼い主を誘導するように訓練された犬です。
聴導犬は、盲導犬や介助犬と同じように、民間の育成団体で訓練されています。
1975年、アメリカでヒアリングドッグとして開発され、介助犬や盲導犬と同様に、公共の乗り物に乗ることなどが認められています。
日本では、1981年にアメリカの聴導犬を参考に訓練を始めましたが、まだまだ頭数が少ないのが現状です。
訓練がしっかりしていれば、とくに犬種は問いませんが、主にシェットランド・シープドッグが適しているといわれています。
聴導犬は、まだ社会的な認知度は低いものの、聴覚障害者にとって日常生活をサポートしてくれる貴重な存在です。今後ますます必要とされるでしょう。