アニマルセラピー
セラピーとは、治療とか療法という意味で、アニマルセラピーとは、動物とのふれあいによって、人間の病気治療や心身の回復、また社会復帰を促す療法です。
セラピーに最適な動物で、有名なのは、イルカや犬、猫です。
アニマルセラピーによって得られる効果は、体の機能の回復、精神的な自信の回復、疎外感や孤独の解消、意欲の回復、などたくさんあります。
動物たちがアニマルセラピーで果たす役割は、治療への動機づけです。したがって、動物たちをどう活用したらいいかの判断は専門家の手に委ねられています。セラピストのサポートによって、効果は何倍にもなります。
セラピーによって、体にもたらす効用は、以下の通りです。
① 血圧を安定させる
暖かくてやわらかい動物をなでたときに、気持ちが安らぐのは誰でも経験あることだと思います。
実際、その安らぎは緊張感をほぐし、心拍数や血圧を安定させる効果をもっていることは、医学的に立証されています。
哺乳類は皆、子供のとき、兄弟や親と体を接触させ、スキンシップをとりながら育ちます。こういったスキンシップは何よりも、心を通わせます。
② 心臓発作後の生存率が高くなる
心臓発作をおこした人について、その一年後の生存率を、犬や猫と暮らしている場合と、そうでない場合とに分けて調べたアメリカのデータがあります。
それによると、犬や猫と暮らしている人の生存率は、飼ってない人よりも高いという結果が出ています。動物の存在がいかに人間の緊張をほぐし、その健康を左右しているかが分かります。
人間は動物に対して、素直に愛情を表現することができます。それが心の窓を開き、その結果、心身の健康につながります。