ペットのための「遺言書」
近年の高齢化に伴い、お年寄りの飼い主さんも増えてきました。もし、突然不慮の事故や病に倒れ、飼い主がいなくなってしまったら、残された犬は路頭に迷うことになるかもしれません。
心配な人は、「ペットのための遺言書」を作っておきましょう。お金がかかるので、弁護士に相談する前に、かかりつけの動物病院の獣医師にも相談してみるといいかもしれません。
法律で認められる普通式遺言には、3種類あります。
① 自筆証書遺言
一番かんたんで、費用もほとんどかかりませんが、紛失したり故意に捨てられる恐れもあります。
② 公正証書遺言
公証人が作成し、保管してくれるので安全で確実です。ただし、手数料などの費用がかかります。
③ 秘密証書遺言
生前に内容は知られないメリットがあり、遺言の所在だけが明確にされています。
受遺者にできるだけ迷惑をかけないように、犬の性格や健康状態について詳しく説明しておくことも重要です。
また、飼い主が亡くなっても、新しい環境のもとで大切にかわいがってもらえるように、普段から責任を持ってしつけをしておきましょう。