異常を見つけたら ④ 腰がぬける
犬の腰がぬけたようにみえる場合には、腰が麻痺を起こした場合と、外傷や病気のために腰がふらつき、ぬけたように見える場合があります。
交通事故やその他の外傷で骨折し、腰がたたなくなっているのか、または体温が異常に高いのか、心臓が悪いために歯ぐきや舌が紫色になっているかどうか注意してみて下さい。
その他に、椎間板ヘルニアや強直性脊椎炎の場合のように、腰の神経が障害を起こしてふらつく場合もあります。
椎間板ヘルニア
犬の胸椎や腰椎も人の脊椎と同じような構造をしています。積み木を重ねたような構造になっています。
その積み木と積み木の間に椎間板といわれるクッションの働きをするものがあります。
犬は高い所(ほんの少しでも)から降りるだけで、後ろの体重が脊椎にかかるため、椎間板が飛び出してしまうことがあります。それが、脊椎の神経を圧迫するためにヘルニアを発症します。