犬の痴呆 ② 症状
犬の痴呆は、老化によって脳神経細胞の活動が衰え、知性や感情、運動をコントロールする神経の機能が低下するために起こるといわれています。
症状には特徴があるので、日ごろから愛犬を観察していれば、すぐに異常に気がつくと思います。
痴呆の主な症状
① 頭をうなだれるしぐさが多くなる
② 狭いところに入りたがり、後ずさりができない
③ ぐるぐると円を描くように歩く
④ 意味もなく鳴き、制止しようとしても鳴きやまない
⑤ 頭部を傾斜させて歩く
⑥ 距離感が失われ、歩いている途中で物によくぶつかる
⑦ 名前を呼んでも、反応がない
⑧ 食欲が異常に増す
この他にも、散歩から帰るときに家の方向を間違えたり、トイレの場所を間違えて部屋の隅で排泄したりするなどの行動が見られます。これらの症状を見かけたら、すぐに病院に連れていきましょう。