犬の痴呆 ① 痴呆について
犬も高齢化に伴い、以前には予想もできなかった老犬の異常な行動を目にすることも多くなりました。
人間の痴呆と似た症状を示す犬が増えつつあるのです。
痴呆犬の増加は全国的にも増えてきていて、13歳以下ではほとんど見られませんが、15~16歳が痴呆のピークだと言われています。
痴呆の症状で、代表的なものを挙げると、ふらふらと徘徊する、昼夜が逆転して夜中に異常な鳴き声で吠え続けるなどがあります。
もし、愛犬に、このような症状が現れたら飼い主は、きっと混乱してしまうでしょう。
ですが、必要以上に騒いだり、嘆いたりするのではなく、慌てず冷静に症状を観察し、ありのままを受け入れるようにしましょう。
まず、痴呆の症状が見られたら、それが神経系の老化現象なのか、それとも何か他の病気にかかっているのか、獣医師に診察してもらいます。
病気が原因の場合は、病気の症状がよくなれば痴呆の症状も改善されます。老犬のための生活環境を整え、食生活にも注意して病気の回復の手伝いをしましょう。