排泄のお手伝い
老犬になると、膀胱(ぼうこう)の筋肉が緩んでしまい、排泄のコントロールができなくなってしまいます。また、腎臓の機能低下の影響で、おもらししてしまうこともあります。
トイレを失敗させないポイント
① 犬がおしっこをもらしたとき、迷惑そうな態度をとったり厳しく責めたりしない
ただでさせ老犬は、ナイーブになっています。傷つけないように配慮しましょう。
② トイレの場所を近くに設置するなど、排泄しやすい環境作りをする
老犬は、足腰が弱っていますから、トイレに行くまでに時間がかかります。
③ おしっこするときのリズムをつかみ、おしっこする時間を見計らってトイレに誘導する
犬がおしっこをするパターンを把握しておけば、おもらしすることなくトイレで済ませることができます。
④ 一回おもらしをしたからといって、すぐに紙おむつを使用しない
一回おもらしした程度では、まだ自分で排泄できるかできないかの判断はできません。なるべく、自分で排泄させるようにしましょう。心配であれば、獣医師に相談してみましょう。
⑤ 肛門部は常に清潔に保つ
老犬になると、肛門の筋肉も弱くなるのでしまりも悪くなりがちです。汚れていたら、飼い主がきれいにしてあげましょう。
⑥ おしっこをもらすからといって、飲み水を極端に制限しない
脱水症状や食欲不振に陥る場合があります。 また、おもらしをするのは、必ずしも水分の取りすぎとは限りません。とくに夏場は、気をつけましょう。