避妊と去勢 ② デメリット
避妊や去勢は、性ホルモンを取り除くことです。
当然ホルモンに関する病気を発症する確率は減りますが、その代わりホルモンがないことで体のバランスが崩れ体に支障をきたす場合もあります。
性ホルモンの欠如は、体にさまざまな変化や弊害をもたらします。 メス犬であれば、骨が弱くなり、骨粗しょう症の危険もあります。
成長期には、成長ホルモンが体のリズムを保ち、そして成熟期には、精巣ホルモン、卵巣ホルモン、黄体ホルモンが、体のリズムを整えます。
また、睾丸や卵巣は、第二次性徴のために必要な役割を果たしています。
オス犬の場合、去勢をすれば犬が言うことを聞いてくれると安易に思い込んでいる飼い主が多いそうです。しつけができないからといって、すぐ手術ではいくらなんでもかわいそうです。
飼い主は、避妊や去勢のメリットとデメリットをしっかりと把握したうえで、決断しましょう。