繁殖についての選択
メス犬が最初の発情期を迎える時期は、犬によってかなりの差があります。早い犬では生後5,6ヶ月、遅い場合は生後一年半くらいです。
一般的に、小型犬のほうが早く発情期を迎えます。
メスが発情期を迎えれば、膣がふくらみ、約2~3週間、出血がみられます。出血の終了する10日すぎごろがもっとも妊娠しやすい時期で、オス犬が集まってくることもあります。
最初の発情が始まる前に、子犬を生ませるかどうかを決めましょう。
出産には、飼い主の手助けが必要ですし、難産などで費用がかさむこともあります。子犬が離乳するまでには、想像以上に手がかかります。
また、一般的な家庭ですと、犬は、自分の生んだ子犬と生涯を暮らすことはまれで、たいてい、子犬は新しい家庭にもらわれます。
ただ、犬の出産や飼育は、とても良い経験になりますし、生まれた子犬のかわいさは特別です。
子犬のもらわれ先や母犬の年齢、健康を考えて出産を決めましょう。
出産を選択しないのであれば、はやめに避妊手術をしてあげましょう。病気の予防にもなります。