薬の飲ませ方
処方された薬は犬がいやがるとか、つい忘れてたなどの理由で、量や回数を変えないようにしましょう。とくに抗生物質は、一定の間隔で飲ませることにより効果が現れますから注意が必要です。
薬を飲ませるとき、犬がいやがることが多いので、それぞれに工夫しなければなりません。どうしても犬が飲まないときには動物病院に相談してみましょう。
食事に混ぜて与えてよい薬でも、気をつけないと薬を加えた食事を残したり、まったく食べなくなってしまうことがあるからです。
薬は病気が治るまで、しばらく飲み続けなければなりません。薬を飲ませるたびに大騒ぎしては、飼い主も犬もいやな思いをします。
最もよい方法を選び、さりげなく与えるようにして下さい。
まず、次のような方法を試してみましょう。飼い主を信頼していれば、楽に飲めるはずです。落ち着いて飲ませてみましょう。
① 錠剤
上あごを持ち上げて、そっと口をこじあけ、薬を舌のできるだけ奥の方に置き、すばやく閉じます。そして薬を飲み込みやすいように、喉をやさしくなでてやります。
または、パンや好物のおやつなどに少量に包んで食べさせるのもいいでしょう。
② 水薬
犬のあごを持ち上げ、口のわきのたるみをそっと開き、犬歯の後ろのすき間から、スポイトなどを使って流し入れます。
③ 粉薬
0,5~1ミリリットルくらい(約小さじ半分)の水に溶かしてなめさせます。または、水薬と同じ 方法で口に流しこみます。粉薬も好物のおやつに包んで食べさせてもいいかもしれません。