「ハウス」
「ハウス」とは、犬が自分でケージや犬舎に入るようにするしつけです。
犬舎やケージに犬がおとなしくして、待っていられることは、いろいろな場面で役に立ちます。「ハウス」ができれば、持ち運びの出来る犬舎(クレート)を使えるので、旅行のときなどには大変便利です。
このしつけのコツは、普段からケージを安心できる場所、もしくは良い事が起きる場所として認識させることです。
このことを意識しながら、しつけを行ってみて下さい。
トレーニング法
① ケージの扉が閉まらないように固定し、中に使い慣れたタオルなどを敷きます。また、水を入れた食器とお気に入りのおもちゃも入れておきます。
② 大好きなおやつをケージの中に入れると同時に、「ハウス」と命令します。
声をかけると同時にケージの方を指差し、手サインを作りましょう。中にすんなりと入ったら、たくさんほめてあげます。これを根気よく繰り返します。
③ 犬がケージの中で、落ち着いていられるようになったら、静かに扉を閉めてみます。
中で静かにしているようなら、「良い子だね」などと声をかけてたくさんほめます。ケージは、飼い主の見えるところに置いておきます。
④ このようにしながら、扉を閉めておく時間を少しずつ長くしていきます。
ケージが、監禁場所だと思わせないために、夜の就寝時以外の日中は、2時間以上入れたままにしておくことはやめましょう。