飛びつく
飼い主に対する愛情を示すために飛びついたり、あるいは、自分の優位性を示そうと飛びつく犬もいます。いずれにしても、大型犬に飛びつかれてはケガのもとですし、相手が小さな子供の場合は、大きな事故を引き起こしかねません。
飛びつく犬に対しては、後ろ足の太ももを手でたたく、飛びつこうとした瞬間に大きな音を立てる、などの簡単な方法もあります。
飛びつかれそうになったとき、思わず両手を広げてしまいそうになりますが、犬には、この行為が「受け入れてくれる」サインだと勘違いしてしまいます。
この勘違いを防ぐには、腕は体の横に垂らしたまま、冷静に体をかわし、興味のないそぶりで、犬の突進をやり過ごします。
ただし、日常的にところかまわず飛びついてくる犬の場合は、来客など他人に迷惑をかけないように、しつけ直しましょう。
トレーニング方法
① 飼い主の命令に従わず、犬がしつこく飛びつこうとする場合は、飼い主は無言のまま部屋を出て行き、ドアを閉めてしまいます。
② 飼い主の突然の退出に犬は驚き、理由が分からずキョトンとするでしょう。そのままおとなしくしていたら、飼い主は一分後に部屋にもどり、「オスワリ」と命じて下さい。
飼い主の命令には従わなければならないという基本を犬に再認識させるのです。 犬が、素直に従えば、ほめてあげましょう。
もしそれでも 従わなければ、もう一度部屋を出て行くことから始めてみましょう。