ポイント ③一つの命令を確実に覚えてから次を教える
犬は、器用にいくつもの命令を同時進行で覚えられません。一つ一つ確実に、しつけをしましょう。
例えば、「オスワリ」をいちばん最初に教えるとしましょう。
「オスワリ」ができるようになったといえるのは、食事前の「オスワリ」だけでなく、その他にも散歩時など、命令をすれば、たいがいどんな環境でもできるようになったというレベルまで達したときです。
「オスワリ」を命令しても、何度か失敗してしまうようなときに、「フセ」などの次の命令を教えると、途中までできるようになっていた「オスワリ」もできなくなってしまいます。
ですから、一つのことが確実にできるようになってから、次のしつけを始めるようにしましょう。焦りは、禁物です。