ポイント ①一度出した命令は取り下げない
一度出した命令を取り下げることは、やめましょう。飼い主であるリーダーは、一貫した命令をすることが大事です。
例えば、「オスワリ」と命令しているのに犬が座らない場合に、座らないからいいや、と一度出した命令を取り下げてしまうと、犬はこの命令には従わなくてもいい、と判断してしまいます。
二度言っても命令に従わないときは、三度目は、その命令どおりにできるように犬を手伝ってみましょう。
ただし、手伝ったとしても命令に従ったら、ほめてあげて下さい。
また、「従わない、できない」という場合は、手伝ってあげればいいだけなので、ここでは絶対に叱らないようにしましょう。
生後6ヶ月ごろから一歳くらいまでは、犬は反抗期に入り、わざと命令に従わないことがあります。
飼い主は、イライラせずに、二度命令に従わない場合には、三度目は手伝ってでもできるようにして、「できたらほめる」という作業を根気よく繰り返しましょう。