しつけは飼い主の責任
犬が人間と暮らし、社会の一員として認められるには、周囲に迷惑をかけないためのしつけが必要です。人間の社会の中で暮らすルールを身につけている犬は、だれからも愛されるはずです。
野生の動物は、生まれた巣の中しか知らないで育ち、離乳期を過ぎてはじめて外の世界を知り、しだいにその中に馴染んでいきます。
しかし、人間に飼われる犬の大半は、こういった経験をしません。ですから、飼い主が責任を持って徐々に教えていくしかありません。
人間と同様に、幼犬期の環境は、とても大切です。
愛情を持って、子犬を人間社会に馴染ませるように心掛けましょう。
その時期の育て方しだいで、生涯にわたるその犬の性格が決まるといっても決して過言ではありません。
しつけを始める前に、犬を人間社会に馴染ませることを覚えておきましょう。いきなり、やっきになってしつけを始めることは、避けたいものです。
生まれてから新しい家庭に迎えられるまでの2ヵ月間に、温かい母犬や兄弟、やさしい家族の声や手に接すると、優しさや人への信頼感が育ちます。