メス犬の発情
繁殖を望まない一般の家庭では、メス犬に避妊手術を受けさせるのが一般的になりました。避妊手術を行っていないメス犬は、発情期があるので飼い主は知っておきましょう。
発情は、年2回、各3週間程度続きます。飼い犬の場合、野生の動物とは違い、必ずしも春に起こるとは限らないようです。
最初の発情期は、小型犬の場合6~8ヶ月目、大型犬の場合17~18ヶ月くらいまでに起きます。また、発情期は非常に短く、3,4日で終わってしまうので、飼い主が気がつかないこともあるようです。
発情期が近くなると、次のような症状があらわれます。
① 散歩のとき、においを頻繁にかぐようになる
② 神経質になりソワソワしだす
③ 食欲が出て太る、逆に食欲がなく体重が減る
このような兆候は、発情のサインです。外陰部をみると、通常より肥大して男性器を受け入れやすくなっていることが分かります。
一番確実な見分け方は、オス犬を近づけてみることです。オスが執拗に、においをかいで離れなければ、まず間違いありません。