一戸建てか集合住宅か
犬を飼うには、まず第一に、飼い主が今生活をしている状況で、犬を飼えるかどうかを考えることが大切です。そのとき、とくに住宅事情が大きなポイントとなります。
一戸建ての家に住んでいる場合は、それほど大きな問題はないでしょう。家の中で飼うときでも、家の外で飼うときでも、比較的自由にその飼い方を選択できますし、犬種も環境に応じたものを選ぶことができます。
ただし、現実には、一戸建てであっても隣家との距離が近い場合がほとんどで、においや鳴き声、換毛期やブラッシングした際の抜け毛など、隣家に迷惑をかけないように注意が必要です。
そのために、飼う犬のサイズが限られることがあるかもしれません。自分や家族にとってどんなにかわいく、家族の一員と思っている犬でも、近所の人全てが犬好きであるとは限りません。
犬を飼うことを快く思っていない人がいることを、常に頭に入れておく必要があります。
続いてマンションなどの集合住宅で犬を飼う場合について考えてみましょう。
最近ではペットの飼育が許可されている集合住宅が増えてきました。
原則として、集合住宅の管理組合が許可を出せば、ペットの飼育は可能になり、実際にそのような事例が多くなりつつあります。
そのような場合でも、犬を飼うときは、細かな心配りは必要です。集合住宅の場合も、全ての人が、犬好きということはありえません。
トラブルを避けるために、無駄吠えや体臭が少ない犬種を選ぶ人も少なくないようです。