犬が警戒する人物

習性と行動学

 

 犬が警戒する相手は、経験によって違いがあります。例えば、家族の中に、飲酒すると気分が良くなり、普段以上に犬をかわいがる人がいれば、「お酒のにおい=遊んでもらえる」と犬は学習します。

 

 しかし、酔った人にいじめられたなどの経験をすると、お酒のにおいが嫌いになると同時に、お酒のにおいがする人も苦手になります。

 

 郵便配達や宅急便の人たちが、犬によく吠えられるのは、家の中に入らないことが一つの原因です。

 

 家の中に入らないのではなく、「入れてもらえない=ボスである飼い主が認めない人物」と犬は認識して、なわばりから追い出さなくてはならないと思うようになります。

 

 また、彼らが届け物を手渡すと、すぐに帰っていくことから、犬は自分が吠えたことによって追い払うことができたと学習します。

 

 だから、次に来たときも、また一生懸命吠えるのです。

 

 飼い主が嫌っている人も、犬は警戒することがあります。飼い主が嫌いな相手に会ったときには、どんなに平静をよそおっても、発汗声のトーンに若干の違いが起き、それを犬が敏感に感じとるからです。

習性と行動学


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