犬の体についての知識 ③ 視覚は弱い

習性と行動学

 

 犬の視覚は、人間に比べると極めて弱いといわれています。これは、犬の祖先であるオオカミが森林で暮らし、夜行性であったことと関係しています。

 

 犬は、暗い森林の中で暮らしていた野生時代、背の低い犬にとって、視覚はあまり役に立たず、臭覚や聴覚に頼って生きてきました。

 

 それが視覚が発達しなかった大きな要因になっているといわれています。

 

 また、犬は100メートル離れて立っている人間が、誰だか区別できません。近くのものを見るのも得意ではありません。

 

 ただし動く物に対しては、人間よりも敏感です。獲物を追いかける動物として備わっている特殊な能力です。

 

 このように、視覚では人間よりも劣る犬ですが、臭覚や聴覚で十分にそれを補うことができます。

 

 完全に視力を失ってしまった犬でも、家具の位置を変えるなどしなければ、臭覚や聴力に頼って、不便なく暮らすこともできます。

習性と行動学


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