品種改良の歴史
現在、世界にはおよそ200種類以上の飼い犬がいます。 それらの犬種は、体型、大きさ、毛色、毛並、気性など、環境に適応するために改良を重ねてきたものが大半です。
犬の役割の中で、最も重要だったのが狩猟です。
そのため、体力があり、強靭で足の速いハウンド種が最古の純粋種として認定されています。
続いて、小型の狩猟犬テリアが作り出されました。
その後しだいに、地域の特性に応じた犬種も作られていきました。
遊牧民が羊の番をさせるために作りだしたシェパード種やコリー種、北極周辺の極寒地でソリ犬として作りだされたスピッツ種などです。
こうして人類は、さまざまな純粋種を繁殖させると同時に、純粋種どうしをかけあわせて新しい犬種を作りだし、現在のような様々な犬種が誕生したのです。
犬種は、一般的に、約350種ほどに分けられ、それらのうちイギリスでは104種を、アメリカでは120種を犬種団体が公認しています。
日本は、アメリカの公認基準に準じて血統書を発行して、純血種の繁殖が行われています。