血統書の名前はだれが決めるのか
血統書とは、人間でいう戸籍のようなもので、犬の純血種を示すための証明書です。犬の純血種を守るために、とても重要な役割を果たしています。
犬には、飼い主がつける名前のほかに、血統書に残る正式の名前があります。(血統書がある純血種のみ)
血統書を発行するためには、その犬のブリーダーが団体に申請し、登録名をつけます。ですから、血統書の名前をつけるのは、ブリーダーということになります。
例えば、JKC(ジャパンケネルクラブ)の場合、血統書には、犬種、JKCの登録番号、犬の名前、犬舎名、生年月日、性別、系統図(3~5代までさかのぼることができます)などが明記されています。
名づけ方は、基本的に自由で、洋犬の場合は、ローマ字表記で、犬名と犬舎名を「OF」でつないだものが正式な犬名となります。
字数は、犬舎名を含めて英字で35文字以内と定められています。
一方、日本犬の場合は、犬名と犬舎名とも漢字やひらがな、カタカナを使用しなければなりません。
ちなみにJSV(日本シェパード犬登録協会)では、1回目の出産で生まれた子犬にはAで始まる名前をつけるそうです。2回目の出産ではB、3回目の出産ではCで始まる名前をつけていきます。
この方法だと、犬の名前を見ただけで何回目の出産で生まれた犬か分かりますね。