宇宙開発の犠牲になった犬

名犬物語

 

 いつの時代も、科学の犠牲になるのは動物たちです。ロシアにも宇宙開発の犠牲となった犬がいました。

 

 1957年10月4日、スプートニク1号が旧ソ連のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、人類初の人工衛星となりました。  

 

 この成功は、人類の宇宙開発の幕開けとなり、世界各国に大きな衝撃を与えました。  

 

 その1ヶ月後の11月3日には初めてライカ犬を乗せたスプートニク2号が打ち上げられました。この日のために訓練され、選ばれたのが「クドリャフカ」でした。

 

 しかし、スプートニク2号は宇宙空間の測定機器、クドリャフカの生態データを取るための計器類のほか、数日分の酸素と食料は積んでいたものの、搭乗者を回収するシステムを持っていませんでした。

 

 つまり、クドリャフカは二度と戻れない旅へと出発したのです。 

 

 クドリャフカは、6日目に息絶えたとされていますが、その後もスプートニクは地球の周りを飛び続けました。そして、打ち上げから162日目の1958年4月14日、再び大気圏に突入し、炎上、消滅しました。  

 

 現在の宇宙開発の背景には、このような犠牲があったことは忘れてはならない思います。

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